車両等の運転に関する道路交通法違反の検挙数で全体の約2割を占める最高速度超過(スピード違反)。最新データを使い、
免許保有者1000人当たりの検挙数が多い順に、都道府県別にランキングした。(ダイヤモンド編集部 松本裕樹)

前回に引き続き
北海道が1位

 車両等の運転に関する道路交通法違反は年々減少傾向にある。平成27年に705万5982件だったが、令和元年には571万1488件と、約19%の減少となった。

 道交法違反の内訳において、最高速度超過は一時停止違反に次ぐ件数を占めている。だが、一時停止違反の件数が横ばいで推移する一方、最高速度超過の件数は減少。
平成27年の174万5259件から令和元年には113万7255件と、約35%の減少となっている。

 とはいえ、最高速度超過は道交法違反の検挙数全体の約19.9%を占める違反行為。

 そこで、免許保有者1000人当たりの最高速度超過検挙数が多い都道府県順にランキングを作成し、実態を調べてみた。

 それでは気になるランキングを見てみよう。

 1位は北海道(29.88件)、2位は富山県(29.82件)、3位は石川県(28.44件)となった。

 北海道は前回のランキングでも1位。

 直線道路が多く、交通量も比較的少ない北海道はスピードを出しやすいことも影響していると思われる。

 前回2位だった大阪府は、今回は5位(23.79件)に下がった。

 とはいえ、検挙件数は12万1721件と全国で最多。

 同じく大都市である東京都の検挙件数は5万902件で42位(6.31件)であることと比べると、大阪府の深刻さが浮き彫りになる結果となった。

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https://diamond.jp/articles/-/267158
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