医師の資格がないのに、千葉県内の自宅で美容整形に関する医療行為を行ったとして、ベトナム人の夫婦が
逮捕されました。

警視庁は日本に住む外国人を相手に違法な医療行為を繰り返し、これまでに400万円以上を売り上げていたとみて
調べています。

逮捕されたのは、いずれもベトナム国籍で、会社員のチャン・ティ・ニュン容疑者(27)と、夫で無職の
グエン・ティエン・フォン容疑者(37)です。

警視庁によりますと、2人は去年11月からことし1月にかけて、千葉県浦安市の自宅で、医師の資格がないのに
日本に住むベトナム人やネパール人の女性4人に対し、唇にヒアルロン酸を注射したり、まぶたを二重にしたりする
医療行為を行ったとして、医師法違反の疑いが持たれています。

SNSで客を募り、通常よりも数万円安い料金で施術を行っていたということです。
調べに対しいずれも容疑を認め、このうちチャン容疑者は「幼いころから美容整形に興味があり、親せきの医師から
学んだり、カエルを解剖したりして技術を身につけた」と、供述しているということです。
警視庁は2人が去年の秋以降、少なくとも50人の外国人に対して違法な医療行為を繰り返し、
あわせて400万円以上を売り上げていたとみて調べています。
https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210315/1000061670.html