日本生命保険が2020年3月期決算で個人の保険契約者に還元する配当を総額で約16億円増やす方針であることが10日、分かった。
増配は2年ぶりで、約700万件が対象となる。長寿化や入院の短期化などで保険金の支払いが減っており、利益を還元する。
 生保の配当金は、実際の死亡率が想定より低かったり、運用成績が良かったりして剰余金が生じた際に、剰余金を契約者に還元するために分配される。
株式の配当とは違い、保険料の事後精算の性格を持つ。
 配当総額は480億円で、前年度よりも60億円増やす。契約の長期化に伴う配当増などを除くと、純粋な増配額は16億円。

日本生命が2年ぶりに増配 16億円、長寿化で利益還元
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