立憲・枝野氏「震災10年 難しいからこそ進める原発ゼロ」
3/9(火) 10:02
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毎日新聞

 立憲民主党の枝野幸男代表は毎日新聞政治プレミアに寄稿した。官房長官として東京電力福島第1原発の事故対応にあたった経緯を振り返りつつ「東日本大震災以降、原発ゼロの思いは変わっていない。原発を止めるためのアプローチはすぐにでも始めないといけないと思っている」と述べた。

 枝野氏は東日本大震災の発生時には、いかに早く正確な情報を集めるかにもっとも苦労したと語る。福島第1原発事故についても当初は「情報がなく状況がわからなかった」とし、当時の菅直人首相が東京電力本店に乗り込んだ経緯などを語った。

 「原発ゼロ」の実現については、「最も大きな問題は使用済み核燃料だ。この問題を解決しない限り、最終ゴールには到達できない」と指摘。「原発を稼働すれば、使用済み核燃料は増える。原発を使わずに、使用済み核燃料の問題を解決し原子力の技術を高めていかなければならない」とし、「難しさは誰よりもわかっている。だからこそ、やらなければならない」と強調した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7b39c481385114dadac00a98b301a6659093842e