アゴラにも書いたように、新型コロナウイルスを見た人はいないのだから、コロナはあなたの脳内にしかない幻想である――
というと「電子顕微鏡の写真があるじゃないか」という人がいるが、それがSARS-CoV-2の病原体であることを実物で確認したのか。

日本でこれまで8000人以上の死亡診断書で、死因に「新型コロナウイルス感染症」と書かれたことは事実だが、それが本当かどうかはわからない。
一部のネトウヨがいうように、それは「新型」ではなく、在来型コロナウイルスの変異株かもしれない。

この「幻想」は、純粋に主観的な夢のようなものではない。もしあなたが感染すると、コロナの存在を否定しても死ぬかもしれない。
しかしその病原体がコロナかどうかは、あなたには確認できない。
それは医師が「新型コロナで死亡」と死亡診断書に書き、保健所が認めたという医学的コンセンサスにすぎない。

理系の人は、意外にこういうカント以来の認識論の常識を知らない。彼らの世界では素朴実在論で、ほとんどの事実は説明できるからだ。
しかし廣松渉が指摘したように、世界に客観的実在は存在しない。すべての現象は共同主観的な幻想なのだ。




「新型コロナ」は幻想である
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52055878.html