6日、JRの列車の側面に取り付けられている行先標を盗んだとして、46歳の神奈川県の男が窃盗の疑いで逮捕されました。
神奈川県の自称契約社員の男(46)は6日午後6時54分JR函館線の函館発森行きの普通列車に乗り込み、午後8時10分ごろに鹿部駅で
降りるまで間に、列車の側面に取り付けられている金属製の行先標1枚を盗んだ疑いがもたれています。
列車の窓から顔を出し、周囲を確認している男を不審に思った乗務員がJR鹿部駅で列車を確認したところ、車両側面に取り付けられていた
「函館⇔森」の行先標がなくなっていることに気づきました。男はすでに逆方向に向かう列車に乗り換えたとみられ、乗務員が「行先標を
盗んだとみられる男が列車に乗って函館駅方面に向かっている」と警察に通報しました。
通報をうけ、鉄道警察隊が新はこだて北斗駅から男と同じ列車に乗りこみ、またJR五稜郭駅とJR函館駅には警察官が配備されました。
JR函館駅で降りた男に警察官が声をかけたところ、男のボストンバッグから行先標が見つかりました。
警察の調べに対し、男は「窓から手を伸ばして取った。列車が好きで欲しかった」と容疑を認めていて「全国的に電光掲示板の列車が多く、
北海道の普通列車じゃないと手に入らないので来た」などと話しているということです。警察が窃盗の目的や当時の状況などを詳しく調べています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/29517cbbcfa814405911741bf6b5101d9b64ee94