山口県山陽小野田市の男性(71)が命の恩人を探している。各地が寒波に見舞われた1月10日午前7時頃、凍結していた横断歩道で滑って転倒し、
頭から血を流して意識を失った。その時に助けてくれた男性2人に感謝の気持ちを伝えたいと思っている。
71歳男性によると、現場は同市の商業施設の近く。救急車で病院に搬送される途中に意識を取り戻した。
男性が保管しているダウンジャケットとマフラー
後日、消防に尋ね、救急車を呼んだ女性が判明。女性に聞いたところ、救急車を待つ間、通りかかった男性2人が着ていた
ダウンジャケットを脱ぎ、1着を71歳男性の体の下に敷き、もう1着を上半身に掛け、首にはマフラーを巻いてくれた。
救急車が到着すると、男性2人は名乗らずに立ち去ったという。
71歳男性は現在、元気を取り戻している。自宅に紫と黄色のダウンジャケット2着(サイズはともにXL)と黒色のマフラーを
保管しており、「ジャケットなどを返して、お礼を言いたい」と願っている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20210304-OYT1T50126/