4日未明、新潟県糸魚川市の山あいで地滑りが発生しているのが見つかり、住宅など3棟に土砂が流入しました。
土砂に巻き込まれた人はいないということですが、県道が寸断されて孤立した世帯もあり、糸魚川市は付近の9世帯20人に避難勧告を出しています。

4日午前1時ごろ、糸魚川市の山あいで停電が発生し、復旧にあたっていた東北電力から「地滑りで道路が寸断されている」と市に連絡が入りました。

糸魚川市が調べたところ、来海沢地区の山の斜面で積もった雪を巻き込みながら地滑りが起きているのが確認され、数百メートル下の集落に向かって土砂が流れ下っていました。

この地滑りで、住宅と空き家、それに倉庫の合わせて3棟に土砂が流れ込みました。

この地滑りに巻き込まれた人やけが人はいないということです。

また、県道が寸断しているため、付近の合わせて2世帯4人が孤立しているということです。

市は、地滑りが拡大するおそれがあるとして来海沢地区の9世帯20人に対し避難勧告を出しました。

新潟地方気象台によりますと、この地滑りは大雪のあとに気温が上昇したことで地盤が緩んで発生したとみられるということで、県内の広い範囲に融雪となだれの注意報を出して注意を呼びかけています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210304/k10012896931000.html