https://news.yahoo.co.jp/articles/89ddd6b3366103ed89141a2c232ea45989f691e8


広島県福山市新市町宮内の通学路で、児童の登校を長年にわたって見守り続けた地元の男性が活動中、車にはねられ、18日未明に死亡した。

 17日午前7時40分頃、現場の市道で、無職吉永忠久さん(73)が道路脇に立っていたところ、右折してきた近くの無職女性(74)運転の乗用車と衝突。頭を強く打ち、搬送先の病院で死亡が確認された。

 現場は信号のない丁字路で、吉備津神社の近く。福山北署の発表では、吉永さんは17日午前7時頃から見守りに立っていた。仲間の男性(81)によると、約10年間にわたってボランティアで活動。事故当時は、集団登校してくる児童を男性ら他の3人と待っていた。女性は娘の家に向かっていたといい、同署が事故の原因を調べている。

 男性は「いつもと同じことをしていただけなのに。吉永さんは責任感が強く、地元の活動にも積極的に参加してくれていた。本当に悲しくて残念」と肩を落としていた。