バレンタインデーを控えたフランス・パリの市街地。例年ならバラの花やチョコレートがプレゼントとして人気を集めるが、今年のトレンドには変化が。大人のおもちゃの売上が急増しているというのだ。

バレンタインデーを控えたパリの街。例年ならバラやチョコレートが贈り物として人気だが、今年のトレンドは、大人のおもちゃだ。
フランスではここ数カ月、売り上げが爆発的に伸びている。
新型コロナの感染対策で、恋人たちはディナーや旅行に行くことができず、募集中の人も、バーやナイトクラブで相手を探せない状態。
性玩具販売チェーン「パサージュ・ドゥ・デジール」創業者のパトリック・プリュボ氏は、売上高が昨年末から急増したと話す。
「例年、性玩具はバレンタイン時期に売上が伸びるが、今年は、外食にお金を使えないので、それも影響しているかも」

今年のバレンタインまでの3カ月間、同社7店舗の売上高は前月比68%増。店の常連客は、家で過ごす時間が増えたことによる変化を指摘する。
「午後6時以降外出できなくなって、私たちには何ができるんだ? そう、売上が増えるのは理にかなっている」

2020年の調査によると、仏では半数以上が性具を使用している。
他国でも同じような傾向が。デンマークから保守的なコロンビアまで、パンデミックの初期、性玩具の売り上げは跳ね上がった。英下着チェーンのアン・サマーズも最初のロックダウン中に売上が増えた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/f7f120a6b435a69cd1940850c0d8c01fc82472c9