空自向けKC-46、初飛行成功 年内に初納入
2021年2月10日 07:59 AviationWire

ボーイングは現地時間2月9日(日本時間10日)、航空自衛隊向け空中給油・輸送機KC-46A「ペガサス」の初号機が、
米ワシントン州シアトル近郊のエバレットで8日に初飛行したと発表した。年内に初納入される予定で、空自が同機初の海外顧客となる。

空自は6機を調達する計画で、これまでに4機を発注済み。鳥取県の美保基地への配備を予定しており、2019年1月に防衛省が
公表した単価は、1機約249億円となっている。KC-46Aは、旅客機の767-200ERを母機とした空中給油・輸送機。
コックピットは787と同様15インチ・ディスプレイを装備している。空中給油のほか、輸送機として人員や物資、負傷者を運べる。

給油対象は米空軍と海軍、海兵隊、空自の航空機。給油方式は、米空軍機が採用するフライングブーム方式のほか、
米海軍・海兵隊機のプローブ・アンド・ドローグ方式の2形式に対応している。ブームはフライ・バイ・ワイヤ方式の最新型で、
給油オペレーター席には24インチの高解像度3Dディスプレイが設置された。また、前部胴体上部には自らブーム方式で
給油を受けられる給油口を備える。

米空軍向けは179機の製造を計画しており、1月23日の契約で計94機を受注済み。
米空軍の初受領は2019年1月10日で、42機が1月時点で引き渡されている。

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