厚生労働省によりますと、ファイザーが1つの容器で6回の接種を行う方針を示していたのに対し、これまでに用意した注射器では、シリンジと呼ばれる筒の部分の仕組み上、5回分しか採取できないことが分かったということです。
このため、ファイザーが現在、計画しているワクチンの供給量では、日本で接種を受けられる人数が計算上、17%減少することになります。
6回分を採取するためには別のシリンジが必要で、十分な数を確保できるめどは立っていないということです。
このため、厚生労働省は、全国の自治体に対して、1つの容器から採取するワクチンを5回分に変更するよう近く通知する方針です。
厚生労働省は、ファイザーから供給されるワクチンについて接種の回数で契約しているということですが、必要になるワクチンの総量が増えることで、日本への供給の時期などに影響が出ることも懸念されます。

欧米では、ワクチンの内容量が当初、想定していた5回分より多かったことから特殊なシリンジを使って6回分を採取することを認めています。
このうちアメリカでは先月から6回分の採取が認められ、供給を受ける2億回分のワクチンについて、予定を2か月前倒ししてことし5月末までに供給される見通しとなったと現地のメディアが伝えています。
また、EU=ヨーロッパ連合やイギリスも、1つの容器で6回接種することを認めています。
一方、厚生労働省によりますと、日本で一般的に使われている注射器では、注射をした際により多くの薬液が針とシリンジの間に残る構造になっているため、特殊なシリンジを使った場合に比べて必要となる薬液の量が増えるということです。
このため、1つの容器から5回分のワクチンしか採取できず、容器に残ってしまった分は廃棄される見通しだとしています。
各国でワクチンが不足するなか、欧米に比べて供給されるワクチンを効率的に接種に使えないことに、国際社会から懸念の声が上がることも予想されます。

https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20210209/1000060093.html


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