「失言癖で有名な83歳」では終わらない「女性差別発言」の重さ
それにしても、どうしてここまで「空気が読めない」人なのでしょうか? 発言が注目されているとわかっていながら、
公式の場で次々と「時代遅れの持論」を展開する森会長。東京五輪組織のトップとしての発言は、「老害だ!」と苦笑する域を超えています。

まずは、森会長の「女性が入る会議は長くなる」発言をめぐる海外メディアの厳しい見出しをご覧ください。

Tokyo 2020 chief Mori makes sexist remarks at Games meeting
(東京五輪のトップ森会長が、会議で女性差別発言をした:ロイター)
sexist:男女差別的な、性差別を助長するような、差別主義者

Tokyo Olympics chief sparks sexism row after 'annoying' women remark
(東京五輪のトップが、女性は「迷惑だ」発言で女性差別騒動を引き起こしている:米FOXニュース)
spark a row:騒ぎを引き起こす

注目すべきは、多くのメディアが森会長の発言を「sexist」(女性差別主義者、女性差別主義)と断定していることです。
「女性差別と受け止められかねない」など、玉虫色の表現をしてくれる日本の一部メディアのように「優しく」はありません。

とりわけ、「いかなる差別をも受けることなく」と定めた五輪憲章にも反する内容ですから、どう転んでも容認される余地はないでしょう。

https://www.j-cast.com/kaisha/2021/02/05404415.html?p=all