帯広市に中国人が大量に流入し、生活保護を不正受給しているといった事実と異なる投稿がSNS(会員制交流サイト)で相次いでいる。
市はホームページ(HP)で実際の受給状況を示し、情報を否定した。

 投稿の多くはツイッターで過去に放送されたテレビ番組の映像を引用し「帯広市に大量に流入している中国人は、約8%が
生活保護受給者」などと主張。中には「帯広で中国人1万3千人が生活保護を受けている」という誤った情報もある。

 市がHPで示した国の在留外国人統計などをもとにした生活保護の受給状況によると、2020年6月時点では市内全体で4805人が受給し、
うち中国国籍は8人。一方、市内在住の中国人は計91人で受給者の割合は8・8%だが、15年6月時点の在住者118人と比較すると
減少しており、大量流入や不正受給の事実はない。

 市は国籍別に過去の受給者数をまとめたり公開してはいないが、「現在も中国籍の受給者が急増している事実はない」とする。

https://news.yahoo.co.jp/articles/405c2fdb5a6244b1e1d5441e25718fee7b972b82