ツイッター投稿で投獄、締め付け強める中国政府

 【香港】中国共産党は世界における自国のイメージを操作する取り組みを強化しており、中国市民を次々に投獄している。そのほとんどは、外国のソーシャルメディアを使って習近平国家主席や政府を批判した、ほとんど影響力を持たない一般人だ。

 中国当局はここ3年で50人余りについて、公の秩序を乱し、党の支配を攻撃するためにツイッターなど外国のプラットフォームを使用したとして、刑務所に送り込んでいる。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が裁判所の記録や、言論の自由を推進する活動家の管理するデータベースを調べた結果、明らかになった。いずれのプラットフォームも中国では使用が禁止されている。

 投獄の増加は、国外のインターネット上で広がる論調を操作し、批判を抑え込もうとする中国政府の試みがエスカレートしている兆候だ。
人権活動家によると、外国のソーシャルメディア上の意見に対する抑圧はこれまで、たいてい拘束や嫌がらせといった形で行われ、投獄されることはまれだった。

 裁判所の記録では、国家元首や共産党への批判から、香港、新疆ウイグル自治区、台湾(中国は自国領と主張)を巡る議論に至るまで、さまざまな言論が問題視されている。
オンラインに残されたそれらのツイッターアカウントなどを見ると、フォロワー数は3桁から4桁台前半にとどまり、拘束された際のフォロワー数が30人にも満たなかった男性もいた。

 中国の情報当局を通して公安部に問い合わせたが、返答は得られていない。

続く
https://jp.wsj.com/articles/SB10093615530679333931804587251840199259870

安定した社会が良いでしょ…?