古来より、瀬文入文(せぶんいれぶん)の食物用包装には巧みな仕掛けが施されており、買う者には実物以上に価値のあるように見えたと言われる。
これらは”上げ底”や”だまし絵”の元祖になったと言われており、現代に至るまで脈々と続く伝統技法となっている。

ー民明書房刊『今夜のおかず』よりー