2019年7月、京都アニメーション第1スタジオ(京都市伏見区)で発生した放火殺人事件は、36人もの犠牲者を出すのみならず、きらびやかに映るアニメ業界の
ひずみを浮き彫りにした。ヒット作を輩出しても下請けの制作会社は大きな収益を上げられず、現場の作り手は低賃金、長時間労働に苦しむ過酷な世界。
京アニはこうした「呪縛」にあらがうように独自の道を切り開き、クリエーターの理想郷と呼ばれるまでに発展した。18日で事件発生から1年半。業界が抱える
課題を描きながら、未曽有の災厄が起きた背景に迫る。(岸本鉄平、本田貴信)
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