座礁の辺野古土砂運搬船を撤去 サンゴ礁に傷残し 沖縄・恩納沖
【辺野古問題取材班】沖縄県恩納村名嘉真の海岸に座礁していた辺野古土砂運搬用の台船「駿河」が14日午前7時半ごろ撤去された。国道58号沿いの護岸には工事関係者のほか、辺野古での新基地建設に反対する人たちも集まり、撤去作業を見守った。
台船は昨年12月30日に座礁した。本部町瀬底島沖に停泊中に何らかの理由でアンカーワイヤが切れ、恩納村まで流された。沖縄防衛局は「大潮となる13日以降に撤去する」と説明していた。
周辺の浅瀬では、台船の座礁が原因とみられるサンゴ礁の破損も確認されている。
14日午前、台船はタグボートにけん引され、約30分かけて岸から離れた。基地建設に反対する人たちは護岸から作業を見守りつつ「サンゴを殺すな」「自然破壊は誰も望んでいない」などと訴えた。
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海岸から離れる台船に向けプラカードを掲げて抗議する人たち=14日午前7時50分ごろ、沖縄県恩納村名嘉真(戌ア昇平撮影)
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