「生活変えず」「遅すぎる」 緊迫感なく、冷めた声も―宣言再発令で首都圏

 緊急事態宣言の対象となった1都3県では7日、「緊迫感はない」「言うことを聞く人は少ないのでは」と冷めた声が多く聞かれた。

 東京・渋谷のハチ公前広場。友人とおしゃべりに花を咲かせていた女子高校生(17)は「学校は休校にならないし、日中はお店もやっている。生活は変わらない」と気に留めない様子だった。

 感染拡大で仕事が忙しくなったという医療関係者の男性(24)は「飲食店以外もコロナの影響を受けているが何も補償はない」と不満をあらわに。「宣言を出しても言うことを聞く人は少ないんじゃないか」と話した。

 千葉市から遊びに来た大学1年の女性(18)は、アルバイト先の焼き肉店が午後8時までの時短営業となり、「シフトが減ってお金に困る」と落胆した様子。
「あすから外出を自粛する」と話す世田谷区の女性(19)は、昨年4月の大学入学以来、1度も通学できていない。「通える日がまた遠のくかな」と不安げな表情を見せた。

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