米アップルは19日、米西部カリフォルニア州にある53店すべてを一時閉鎖した。同州で新型コロナウイルスの感染状況の悪化に歯止めがかからないため。従業員の安全などを考慮し、来店人数を制限する行政の規制から一歩踏み込む。

カリフォルニア州は米国で最もアップルの店舗が多い州だ。集中治療室(ICU)のベッドがすべて埋まったロサンゼルス周辺では既に店を閉めており、同様の措置を州全体に広げる。クリスマス休暇を控え販売活動には逆風となるが、スタッフや客の感染対策を優先する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN2008R0Q0A221C2000000