障害児施設のトイレで盗撮…被害女性が悲痛な訴え「目一杯の裏切り」映像には犯人の姿が【高知】


https://news.yahoo.co.jp/articles/eae9730d94dd69ad9e736e103b0fe46dcc932d4c

知的障害のある小学生15人が通う高知市春野町の放課後等デイサービス「まなびえ」。

ここで勤務する職員1人が休職、3人が辞職することになりました。原因は施設の元代表の男による盗撮事件でした。

11月2日午後1時半頃、20代の女性職員が子供も利用する施設のトイレで車の電子キーの形をした隠しカメラを発見しました。

盗撮被害にあった20代女性職員:
「最初は車の鍵かなと思って手にとってみたら熱を持っていた。よく見たらレンズみたいなのが付いていて、これはおかしいと横を見たらSDカードが入っていたのでそれを抜いて…」

不審に思った女性職員がパソコンで確認すると、トイレを利用する自分や他の職員数人が映っていました。

さらに、別の映像には隠しカメラを設置する施設の代表とみられる男の姿があり、被害にあった別の女性職員が追及すると盗撮を認め謝罪しました。

男は11月4日、高知南警察署に出頭。軽犯罪法違反の疑いで12月7日、書類送検されました。

施設を利用する子供の映像は映っておらず女性職員を狙っての犯行とみられます。

盗撮被害にあった50代女性職員:
「福祉の仕事に携わっているのに、どうしてそういうことをしてしまったのか納得できない。保護者も信頼して預けてくれていたのに目一杯の裏切りだと思う」

この事件により20代の女性職員は体調を崩し出社できない状態が続いています。

盗撮被害にあった20代女性職員:
「(自宅の)トイレに入ったら自分が見た映像を思い出してパニックになったり過呼吸になって。我慢をしてしまったので膀胱炎にもなってしまった」

施設側から保護者に対して代表が変わったことは伝えられたものの事件の説明は一切なく動揺が広がっています。

施設に子供を預ける保護者:
「なぜこういうことが起こっておいて一切連絡がないのか憤りを感じる。詳細な説明と謝罪とどうするのか説明していただきたい」

施設に子供を預ける保護者:
「もう信じられないのと、本当に娘が映っていないかどうか、真実はしっかり確かめたい」

高知さんさんテレビの取材に対し施設側は「弁護士と相談中でお答えすることはできません」とコメント。高知市障がい福祉課は事実関係を調査するとしています。