新型コロナウィルスの発祥地との言われている中国の武漢で、市の広報が観光を推奨する広報映像を公開した。

この映像は先月ウェイボに公開され、武漢の美しい風景とグルメなどの映像が紹介されており、
「武漢で会おう」というメッセージが伝えられている。

この映像は、公開されてから間もなく英語版も共有され「武漢を愛する人々は、より多くの人がこれを理解することを願って」という
メッセージが含まれた。

新型コロナウィルスパンデミクを一番最初に経験した武漢は、1月23日から4月8日までの強固な封鎖を行った場所として
世界中に知られている。5万件以上の感染者と3800人の死者が報告されたが、他の国とは異なり、5月以降からは、
2次パンデミックは確認されていない。

以後武漢は地元の人々に中国が新型コロナウィルスとの戦争で勝利したことを証明する新たなシンボルになった。
実際に、中国社会科学院観光研究センターとテンセント文化観光産業研究センターの共同研究によると、
武漢は新型コロナウィルスパンデミックの事実上の終息宣言後、中国人が最も訪問したい旅行1位に選ばれた。

地元の人々が封鎖期間を耐えた武漢市民の忍耐を賞賛し、今回の映像が公開された後、「武漢の美しさを完璧に表現した」と賞賛を惜しまなかった。
しかし、一部では「その映像が過度に非現実的であり、実際の武漢の姿とは程遠い」という指摘を出した。

今回の映像は、新型コロナウィルスパンデミック以降、観光産業を活性化するための武漢のいくつかの試みの一つとして挙げられる。
武漢当局は去る8月から国内旅行を対象としたキャンペーンを導入して主要な観光スポットを無料で
入場することができるようにするなどの試みを行っている。

武漢は新型コロナウィルスパンデミックから終息したように見えるが、全世界のコロナ確定者数がまだ急増している上、
中国政府がコロナの初期の深刻さを低く発表していたという疑惑まで出ている。

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