2018年度の国民医療費は前年度より0・8%増え、43兆3949億円だった。高齢化や医療の高度化などを背景に、2年連続で過去最高を更新した。
厚生労働省が30日、公的医療保険が適用された治療に伴う費用を推計して発表した。

 国民1人あたりの国民医療費は同1・0%増の34万3200円。
これを年齢別にみると、「0〜14歳」は16万4100円、「15〜44歳」は12万4200円、「45〜64歳」は28万800円、「65歳以上」は73万8700円となった。

 都道府県ごとにみると、高知県が1人あたり45万2500円と最も高く、次いで徳島県が43万3800円、鹿児島県が42万3100円。
最も低かったのは、神奈川県の30万100円。愛知県の30万3300円、千葉県の30万4700円と続いた。
人口あたりのベッド数が多い西日本のほうが医療費が高い「西高東低」の傾向が続く。

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