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公共料金・学費の支払い不可能に。コロナでバイトなくなった大学生の悲鳴

「飲食のアルバイトを2つ掛け持ちしていますが、新型コロナウィルスの影響で両方とも出勤がゼロになってしまいました。
日雇いの派遣はどこも募集がなくなっていて、学費の支払いができません」

そう語ったのは都内の国立大学に通うMさん(女性、21歳)。

実家は裕福でなく、兄は高卒でフリーター。どうしても進学したいという旨を両親に告げると、
学費を自分で払うなら、と条件付きで許可をもらった。そのため収入がなくなった今も両親に金銭的な援助を頼むことはできないと言う。

「社会人になって奨学金の返済に追われて自己破産、と言うニュースをよく目にしていて
自分は借りずにいようと思っていましたが、それももう限界かもしれません」
日本学生支援機構の調査によれば、奨学金を受給している学生は全体の約2人に1人。
多くの学生が金銭面で豊かではない中で学業に勤しんでいる。
新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、中国人観光客の激減や年度末の宴会の自粛などで、
多くの飲食店が営業縮小を余儀なくされている。営業縮小はアルバイトなどの勤務時間短縮に直結し、
多くの大学生アルバイト達がシフトに入りにくくなっている。
アルバイトを生活の糧にしている学生にとっては大きな痛手である。

2週間の休校で塾も授業なしに
筆者(男性、私立大学、20歳)は普段、東京都内の個別指導塾で、アルバイトの塾講師として小中高生に数学を教えているが、
3月2日に授業がなくなるという知らせを、業務用LINEグループで受けた。
2月27日に行われた安倍首相による全国への一斉休校要請を受けてのものだった。
同じ校舎で講師として働く友人の中には、生活費を塾のアルバイトで賄っている人もいる。だが、学生アルバイトには休業中の手当ては出ない。
Twitter上でもコロナウイルスでアルバイトなどがなくなり、生活に大きな影響を受けていると嘆く学生のツイートが散見された。
筆者がSNS上で大学や高校時代の友人達に、「アルバイト関連で困ったことがないか」と投稿し呼びかけてみると、
多くの人から実情を聞くことができた。
2月に2週間の休園を発表した千葉県内にあるテーマパークでアルバイトしているGさん(男性、国立大、20歳)は、
休園に関して一般の人と同様に報道で知ったという。
会社は発表前日まで「今のところ休園の予定はない」と説明をしていたので、寝耳に水だった。
https://kyototsuu.jp/best-places-to-visit-in-tokyo/10634/