>>176
「ドイツ人に対する犯罪、日本人に対する犯罪については、滅多に語られることがない。
ドイツと日本の何百万もの女性と子供に対する計画的な焼夷弾爆撃、
無数の女性と子供に対する大規模なレイプ、残虐行為についても触れられることはない。
さらには、この両国の国民が今日に至るまでみじめな屈辱をうけさせられている事実も見て見ぬ振りをされている。

米国の元ジャーナリストであるトム・ブロコウが、著書『もっとも偉大な世代は語る』(The Greatest GenerationSpeaks)の中で、
第二次世界大戦の公式的な物語を語ってくれる。
ブロコウの一派は、公式的な物語から毒を抜いて語る。
ハリー・トルーマンの言葉を要約した形で、連合軍の兵士は、「自由を回復」し、世界から「悪」を「除去」したというのである。
連合軍の兵士たちは、
「自由」のために戦ったのであるから、捕虜を殺害したり、民間人を虐待したなどということは想像もできないというのである。
公式的な物語を支持するということは、真実の歴史を意図的に無視することに外ならない