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(※アメリカイギリスも同様のことを実行し、またソ連による蛮行も支援)

●北満州に残された開拓民27万名の運命は、苦難というより悲劇だった。
獣の如きソ連兵による虐殺、略奪、強姦は怖るべきものだった。
老人、女、子供ばかりの難民の列に対し、丘の上から機銃掃射を浴びせることもあった。

絶望の中で数十人、数百人単位の集団自決が相次いだ。
父親が泣きながら我が子そして妻を撃ち、最後に自らの命を断つ、というような光景が随所に見られたという。

8月15日に日本が降伏し、三日後に大本営が全軍に武装解除の命令を出しても、ソ連軍は進撃を止めなかった。
軍隊や避難民が武器を捨てた後は、ソ連兵に加え、中国人が暴民化して丸腰の開拓団を襲った。
死んだ日本人から衣服を奪う、ということまでした。
  《藤原正彦 「この国のけじめ」》