精神安定剤はないし、どうしようかと途方に暮れていたその時。
……ピカッとひらめいた!
「そうだビールを飲ませて、寝かせてしまえ!」
じーじは、根っからの呑んべぇ。とくにビールは大好物。最近めっきり弱くなったので、たいがい350ml1本飲むと眠くなる。
「まあまあ、ビールでも飲んで、何があったのか話を聞かせて」と言ってビールを差し出すと、「お! ビールか、喉が
渇いていたからな」と、すんなりビールを飲むじーじ。
あれだけデカい声出していたらそりゃあ喉も乾くでしょうと思いつつ、まずは、作戦成功。
話を聞くと、「いくら注意をしても部下の態度がよくならない」とか「部長の指示が悪い」などと言うじーじ。
「部下?」「部長?」どうやらじーじは、デイサービスを会社だと思っているらしい。
何か気に入らないことがあったようで、かなりのお怒りモードでいろいろ話すものの、どうして「自害する」になってしまうのか
原因はわからずじまいだった。そのうち気分も落ち着き、1時間後には地球人のじーじに戻り、ほろ酔い気分でご就寝。
やった〜! 作戦成功。そこで一句。
不穏時は、安定剤よりビールだね
翌朝何事もなかったようにご機嫌でデイサービスにご出勤(わが家ではデイサービスに行くことを出勤と呼んでいる)。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9737290f2819d61c93a262ccd7d5c6ca9d470ac3