ポンコツ社員ほど自信満々!?「ざんねんな人」と呼ばれないための3カ条
10/31(土) 12:46配信

妙に自信たっぷりなのに仕事ができない。あなたの周りにそんな人はいませんか? 

「あぁ〜、いるいる!」なんて笑っている人も要注意です。なぜならそんな“残念な人”の多くは、自分が該当するかもしれない可能性に気づけないから。

実はコレ、心理学の分野で、ダニング=クルーガー効果と呼ばれています。「能力のない人は自分の能力のなさを認識できない」、ということを指摘したものです。

(中略)

ざんねんな人にならないために心がけたい「3カ条」
 1.否定的なフィードバックも受け入れる

まず1つ目のポイントとして、常に学ぶ姿勢を持ち、周りからの否定的なフィードバックも受け入れるようにしましょう。耳の痛い指摘は聞きたくないものですが、自分を知り、自分を成長させるために向き合うことが必要です。

どんな人でも自分自身を正しく評価するのは難しいですよね。だからこそ、客観的な意見をしっかり取り入れて、周りが見えていない状態から抜け出しましょう。

そのためには、先輩や上司を頼ったり、自分のアウトプットに対する反応を見たり、あるいはテストを受けることもおすすめです。数字化された客観的な“ものさし”を利用すれば、自分の立ち位置を正しく把握する助けになります。そうした取り組みを続けることで、自己評価と自分本来の能力の差は縮まっていくはずです。

 2.まず自分に原因がないかを考える

2つ目のポイントは、何かがうまくいかない場合、まず自分に原因はないか? と考えてみることです。能力の低い人は、自分の能力不足やレベルを正しく認識できないため、外の要因に目を向けてしまう(他のせいにする)傾向があります。しかしそれでは自己成長は望めません。

これは一種の思考のクセなので、まずはそういった傾向を知ることが第一歩。失敗やトラブルに直面した時には、自分を振り返ることから始める意識を持ちましょう。決して自分を責めるのではなく、フラットな視点で要因を見つけ出すことが大切です。

 3.できる限り知識を吸収し、経験を積む

そして3つ目のポイントは、豊富な知識と経験を得ることです。ダニング=クルーガー効果は、その分野にまだ詳しくない時に最も陥りやすいといいます。なぜなら、自分の中の情報量が少なければ、適切な判断ができないからです。

例えば、素人よりも専門家の方が断定的なコメントを避ける傾向があります。それは、さまざまな知識や経験があるからこそ、幅広い可能性に思い至るからです。1を知っている素人と100を知っている専門家では見えている景色が全く違い、より正しい判断ができるのはやはり後者といえるでしょう。

ですので、知識や情報をできる限りインプットし、積極的に経験を積むことが欠かせません。ダニング、クルーガー両氏も「その能力について実際に訓練を積んだ後であれば、自身の能力の欠如を認識できる」と述べており、重要なポイントと言えそうです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ab91fc06abc41a4522032beb51a8da965cc13458