11月3日の米大統領選を4日後に控えた今、劣勢と見られている現職のドナルド・トランプ大統領の猛追が大きな話題となり、民主党のジョー・バイデン前副大統領陣営は危機感を強めている。

この数日間、FOXニュースなど米保守系メディアでは「トランプの奇跡の大逆転はある!」といった見出しが躍るようになったが、その実態は「奇跡」という言葉を外すべき程の勢いがトランプ陣営にある。
一方、リベラル系の米CNNテレビの報道や世論調査を基にする日本の民放テレビ番組(特に朝昼のワイドショー)は「バイデン勝利」で間違いないとほぼ断定的に報じている。

では、何がどう違うのか。先ず、指摘すべきは既に7000万人余が済ませた期日前投票・郵便投票は民主党に有利とのこれまでの見方を修正する必要が出てきたということである。焦点の激戦6州のなかでもバイデン氏優勢が伝えられてきた中西部のウィスコンシン、オハイオ、ミシガン州と東部ペンシルベニア州で大きな変化があったのだ。
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