2019年度の企業の内部留保は約475兆円と8年連続で過去最高を更新しました。

財務省によりますと、2019年度の企業の内部留保にあたる利益剰余金は前の年度と比べて2.6%増えて475兆円と
なりました。景気の先行き不透明感から企業が投資を抑制し、内部留保が一段と積み上がった格好です。

麻生財務大臣:「内部留保がやたら厚くなければ、今回のコロナの対応はもっときつかったろうなというところはあり
ますから、財務大臣の口車に乗って俺たち設備投資をしなくて良かったなと思っている経営者は多いんじゃないか」

麻生大臣は内部留保が厚かった企業ほど新型コロナウイルスに耐える体力があったとしながらも、「もう少し設備投
資とか、給与に回ってしかるべきじゃないか」とも述べ、内部留保を減らすべきとの持論を語りました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_economy/articles/000196976.html