VR風俗で“初めて”を捨ててきた “疑似”だからこそのめくるめく性体験 開発の背景は

「今日はプライべートだと思って、楽しんでくださいね? 現実で何をしてもいいですから」──10月のある日、記者はVR風俗サービス
「X-Oasis」(クロスオアシス)へ取材に赴いた。そこで、“初めて”を捨てた。

X-Oasisは、VRベンチャーのファントムコミュニケーションズが8月に始めた、VR機器を利用する性風俗サービスだ。
キャストと利用者はそれぞれアバター(3Dモデル)の姿になり、疑似的な性行為を行う。
現在はスマートフォンを用いた簡易VRにのみ対応し、キャストと利用者が1対1でサービスを行うプランを提供している。

https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2010/26/dy_xo_01.jpg

利用するにはWebサイトでアカウントを作成後、サービスを受けたいキャストや日時を選択。
サービスを受ける場所(VR空間)やキャストの服装(一部は有料)、シチュエーションなどのオプションを設定すると、
サービスを受ける当日に専用のURLがメールで送られてくる。あとは時間通りにアクセスすれば、指名したキャストがVR空間で待っている。

利用者はアバターの視点(一人称視点)でサービスを受ける。まずは雑談から始まり、盛り上がってきたらアバター同士の口を合わせキスをしたり、
下半身を合わせたりと疑似的な性行為に移る。その間、利用者は視覚的な刺激やキャストの声に合わせ、現実で何をしてもよい。
その後はキャストとのピロートークなどを楽しめる。

ただし、簡易VRでは体の動きをトラッキングできず、利用者はアバターを動かせない。視点や見る方向も調節できないが、サービス中に
“バーチャル体位”を変えることは可能だ。サービス中にキャストにお願いすれば、寝ころんだ体勢などに調整してくれる。

キャストにお願いすれば、サービス中に衣装やVR空間を変えてもらうことも可能だ。事前にオプションで指定していれば、好みの服や
場所を伝えるだけで、キャストが注文通りに対応してくれる。裸(を模した3Dモデル)になってもらうことも可能だが、重要な部分にはモザイクが入る。

https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2010/26/dy_xo_02.jpg

在籍キャストは、SMプレイが得意なユーノさんや、男の娘(女の子のような見た目の男の子)の姫乃あんりさんなど7人。
価格は40分7000円(税別)からで、支払いはクレジットカードのみ受け付ける。料金の半分ほどがキャストの収入になる。

https://image.itmedia.co.jp/news/articles/2010/26/dy_xo_03.jpg

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2010/26/news024.html

つづく