学術会議、社会と対話のWG新設
情報共有も、任命拒否問題に絡み

 菅義偉首相が日本学術会議の新会員候補のうち6人を任命拒否した問題を巡り、梶田隆章会長が同会議の活動について社会と対話したり関係学会などと情報共有を進めたりするための二つのワーキンググループを新設する方針を固めたことが16日、分かった。

 事務局によると、一つは国や市民への情報発信を目指し、もう一つは学会やその会員との関係を強化するための仕組み作りに取り組む。参加者や詳細な議論の方向性は今後詰める。

 6人の任命拒否を巡っては、学術会議が今月3日、理由を明らかにすることと、改めて6人を任命するよう求める要望書を内閣府に送付した。

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