(社説)ジャパンライフ なぜ被害は拡大したか


 ジャパンライフは勧誘のチラシなどに政治家や省庁OBらを登場させていた。

 5年前、当時の安倍首相から届いたという「桜を見る会」の招待状も勧誘に使われた。
首相が支援者らを多数招き、税金を使った供応ではないかと指摘された「桜を見る会」だが、
ジャパンライフとの関係も含めて、解明しなければならない疑惑が数多く残されている。

 菅首相は会の開催見送りを表明することで、問題に幕を引く考えだ。
前政権の負の遺産である政治不信も継承しようというのか。
国会の行政監視機能が働くか、悪徳商法の被害者とともに多くの国民が注視している。

https://www.asahi.com/articles/DA3S14634351.html