https://news.yahoo.co.jp/articles/122fb89780f3d9ea76237ca90b11a8e877954c67
名古屋市中村区の家電量販店で、「俺コロナ」と言って店の業務を妨げた罪に問われた男の控訴審で、名古屋高裁は一審に続いて懲役10か月の実刑判決を言い渡しました。

 一審判決によりますと、名古屋市中村区の派遣社員、岸野尚史被告(43)はことし3月、名古屋駅前の家電量販店で店員に対して「俺コロナだよ」などと話して店内を消毒させるなど、店の営業を妨害した威力業務妨害の罪に問われていました。

 岸野被告は一審の名古屋地方裁判所で懲役10か月の実刑判決を言い渡されましたが、量刑が不当だとして控訴していました。

 名古屋高等裁判所の鹿野伸二裁判長は「『新型コロナウイルスの感染拡大が社会問題となる中、被告人の発言が社会全体に及ぼした影響は大きい』という一審の判断に誤りはない」と述べて一審判決を支持し、岸野被告の控訴を棄却しました。