オウム真理教の麻原彰晃こと、松本智津夫元死刑囚の遺骨の引き渡しをめぐる審判で、東京家庭裁判所が、松本元死刑囚の次女に遺骨引き渡しを認める決定をしたことが、FNNの取材でわかった。

松本元死刑囚は2018年7月に死刑が執行されたが、執行直前に遺骨の引き取り先を四女に指名していて、四女の意向を受けて、遺骨は現在も拘置所内に保管されている。

これに対し、次女や三女が反発し、審判が行われていたが、東京家裁は松本元死刑囚の執行直前の言葉について、「確定的な意思表示だったとみるのは困難」と判断したうえで、
「松本元死刑囚の次女と三女が面会を繰り返すなど、最も親和的な関係だった」として、祭祀承継者は三女も賛同する次女に決定した。

一方、四女側は東京高裁に上訴することを明らかにしていて、決定が確定するまで、遺骨は拘置所内に保管されるとみられる。
https://www.fnn.jp/articles/-/85991