札幌・人気ラーメン店で火災 ラードから火 水かけさらに...

サイレンが鳴り響く中、走るカメラマン。
騒然とする人々の先にカメラがとらえたのは、白昼の商店街で発生した火災現場だった。

15日午前11時すぎ、札幌市中央区の商店街にあるラーメン店から出火。

あたり一面が真っ白な煙に覆われた。

狸小路商店街には、あたり一面に白い煙が立ち込め、焦げ臭いにおいがしていた。

現場で消火作業にあたる消防隊員や、逃げる人々の姿も確認できた。

火災が発生したのは、「炎の味噌ラーメン 札幌炎神」。

この店の売りが、1,300度に達するという炎を使った調理法。

以前、この店を取材した映像では、激しい炎を使った調理をしていた。

店のウェブサイトによると、混じり合うことのないスープとラードを、豪快な火炎でうまみごと一体化させ、乳化させることで、まろやかなコクととろみを引き出すとしている。

この調理法が人気だったラーメン店で、いったい何が起こったのか。

火災発生当時の様子について、目撃者は「煙がどんどん、1回収まったが、どんどん出てきたので」、「においとかもすごかった。外見たら燃えてる」などと話した。

消防によると、従業員がラードを鍋に入れて溶かす作業中、目を離したらラードから火が出ていたため、消そうとして水をかけたところ、さらに燃え広がったという。

この水をかけた20代の男性従業員が、左手と背中にやけどを負っていて、警察と消防でくわしい出火原因を調べている。
https://www.fnn.jp/articles/-/85135