「卒業して以来、私の給料ってずっと同じなんです」。札幌市の契約社員の40代女性はつぶやく。
「就職氷河期」の02年に専門学校を卒業後、市内の手芸店でアルバイトを続けた。5年後に正社員になったが
「固定給になっただけで、ボーナスも無かった」。2年前、パソコン関連企業で契約社員になった。週5日働き、
月給は約14万円。時給換算で最低賃金程度の暮らしが20年間、続く。
政府は昨年、就職氷河期世代の非正規労働者を支援し、正規労働者を30万人増やすと表明。女性も
正規雇用の希望を会社に伝えたが、取り合ってもらえなかった。「企業は私たちのような
駒をそろえておきたいだけ。国の政策も『はりぼて』ばかり」と諦め顔だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7ae51faaaa238875f02fafe8ab8b7f53ae29dfe2