台風10号「HAISHEN(ハイシェン)」が7日午前9時ごろ、韓国蔚山(ウルサン)海岸に上陸した。
韓国気象庁は台風が東海岸に沿って北進すると予想したが、予想よりはやや西寄りに偏って陸地を経由した。

だが、慶南(キョンナム)内陸に上陸して韓半島(朝鮮半島)を貫くと予想した米軍合同台風警報センター(JTWC)や日本気象庁の予想に比べるとはるかに正確だった。

済州(チェジュ)大学台風予報センター長のムン・イルジュ教授は「予想とは違って台風は上陸したが、誤差の水準で見た時、おおむね正確」と話した。

◆韓国気象庁「台風8号、北朝鮮甕津(オンジン)半島上陸」 的中

これに先立ち台風8号「BAVI(バービー)」や台風9号「MAYSAK(メイサーク)」の進路予想でも韓国気象庁のほうが精度が高かった。

先月27日の台風8号は北朝鮮黄海道(ファンヘド)の甕津半島付近に上陸すると気象庁は予想し、この通り同日午前5時30分ごろ甕津半島付近に上陸した。
これに比べて日本気象庁とJTWCは台風8号が北朝鮮新義州(シンウィジュ)付近に上陸すると予想した。

気象庁は「当初モデルが予測していた台風の進路よりは実際の台風はもう少し東寄りの経路で北進すると判断して予想進路を補正した」と説明した。
台風9号は3日午前2時20分ごろ釜山(プサン)南西側の海岸に上陸した後、この日午前6時30分ごろ江原道江陵(カンウォンド・カンヌン)付近の南側東海(トンへ、日本名・日本海)に抜けた。
気象庁が1日に予想した進路、すなわち慶南南海岸に上陸して東海に進出すると発表したものと大差はなかった。

反面、JTWCや日本気象庁は全南(チョンナム)・麗水(ヨス)付近の南海岸に上陸した後、直ちに北進して韓半島を縦断すると予想していた。

このように今年韓半島に上陸した3つの台風に対して、韓国気象庁が日本や米国よりも正確な進路予想を出した。

昨年も韓半島に7つの台風が影響を与えたが、韓国気象庁の台風予想は大きく外れた事例はなかった。

台風8・9・10号経路を的中させた韓国気象庁、全体台風予想は日本より精度落ちる
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