「コロナ家族出ていけ」「県外ナンバー車の空気抜くべき」 誹謗中傷や店舗拒否など 新型コロナによる差別と偏見
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三重テレビ放送

差別や人権に関する調査・研究などを行う「反差別・人権研究所みえ」(三重テレビ放送)

 政府は1日、新型コロナウイルスに関する差別や偏見について考えるワーキンググループの初会合を開きました。インターネットなどでの差別や偏見は、三重県内でも問題となっています。

 差別や人権に関する調査・研究を行っている「反差別・人権研究所みえ」では、インターネット上での差別的な書き込みを定期的にパトロールしています。

 昨年度1年間で見つかった差別的な書き込みは、1384件。

4月から6月の3カ月の間に550件の書き込みが見つかった

 ところが、今年は4月から6月の3カ月の間に550件の書き込みが見つかり、このうち100件以上が新型コロナウイルスに関するものでした。

 さらに、研究所が今年6月に行ったアンケートなどによると、「大型店の駐車場に停めてある県外ナンバーの車の空気を抜くべき」という声が役所に寄せられたほか、「感染者の家族に誹謗中傷の電話がかかる」「店舗の利用を拒否される」といった事例があるということです。

 「反差別・人権研究所みえ」の松村事務局長は、感染者などへの差別を禁止するルールを国や県が定めることや、被害者が法的な対応を行う場合に負担がかからない仕組みづくりが必要だと訴えています。