トランプ氏「中国と今は話したくない」−今月予定の協議取りやめ

トランプ米大統領は18日、先週末に予定していた中国との貿易協議を取りやめたことを明らかにした。また「中国が世界にしたことは考えられない」と述べ、新型コロナウイルス感染拡大への同国の対応をあらためて批判した。

トランプ大統領は訪問先のアリゾナ州ユマで、「中国との協議をキャンセルした。中国と今は話したくない」と発言。中国との「第1段階」貿易合意から米国が離脱するかとの質問には、「何が起きるかわれわれは様子を見守る」と答えた。

第1段階合意の半年間の進展状況を点検するため、中国の劉鶴副首相と米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、ムニューシン財務長官とのビデオ会議が予定されていたが、無期延期された。

トランプ氏は記者団に対し、北京字節跳動科技(バイトダンス)が運営する短編動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業について、米オラクルとマイクロソフトの両方が取得に関心を持っているとした上で、オラクルはティックトックの事業買収への対応が可能だろうと語った。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-08-18/QFA32IT0G1KX01