トランプ大統領が「主要な議論のテーマ」と語ったことが、中国の攻勢に関することなのか、
あるいは韓国、日本、台湾の核武装に言及したものかは明確ではない。
しかし「いかなることも言わない」とあいまいな態度を示しつつも、ある程度の余地を残したことを考慮すれば、
トランプ大統領が今後の大統領選挙戦に向けて韓国と日本の核武装の可能性をちらつかせ、
中国に圧力を加えることもあり得るとの見方も浮上している。
トランプ大統領が11日、中国の脅威に対抗するため韓国、日本、台湾の核武装の可能性について明言はしなかったが、
「主要な議論のテーマ」と述べたのは、
トランプ大統領の頭の中に中国への圧力カードとして「韓日核武装」が残っているためかも知れない。

 実際にトランプ大統領は大統領候補だった2016年3月、ニューヨーク・タイムズ紙とのインタビューで
「米国がもし今のように弱い態度を示し続ければ、韓国と日本はなんとしても核武装をしようとするだろう」
「韓国と日本が核の脅威を感じれば、(核兵器を)持っても悪くはないはずだ」との考えを示していた。
トランプ大統領は同じ月に行われたCNN主催のタウンホール・ミーティングでも
「北朝鮮も、パキスタンも、中国も核兵器を保有しており、イランも10年以内に持つだろう」とした上で
「一定の時期に日本と韓国が北朝鮮に対抗して自分たちを自ら守れるのであれば、
米国の置かれた状況はさらに良くなるはずだ」と述べた。

 ここから考えると、トランプ大統領が11月の大統領選挙を前に、
前回の選挙の時と同じく韓国と日本の核武装に言及し、
中国に圧力を加え、核問題をイシュー化しようとする蓋然性があるとの見方も出てくる。
トランプ大統領は11日、FOXスポーツ・ラジオのインタビューで、中国との関係について
「私は習近平首席と素晴らしい関係を持っていた」
「しかし今は同じように感じていない。私は彼(習主席)と長い間話をしていない」と述べた。(略)


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中国の核「日本1800万人即死」 米と費用対効果協議
朝日 藤田直央 2020年8月3日 7時00分
https://www.asahi.com/articles/ASN826SF5N7DUTFK001.html

https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20200802001614_comm.jpg
https://www.asahicom.jp/articles/images/AS20200802001615_comm.jpg
ABMと防空のシステムで助かる人数と追加費用の予測
https://livedoor.blogimg.jp/kaikaihanno/imgs/5/3/536632e6.jpg
中国による核攻撃への対応策に応じた犠牲者数と費用

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