現役医師「これからは『コロナは風邪』と割り切る視点も必要だ」

(略)

夏の今あわてるのではなく増加するかもしれない冬に備えましょう。無症状者は、他者を感染させる危険は少ない前提での新しいルール作りが必要です。 
私は、新型コロナウイルスを「日本では常在カゼウイルスの側面も持ち始めた」と割り切る視点が必要になってくると思います。

今後の予測をしてみます。PCR検査が大量に行われれば、陽性者が増加していくでしょう。
お米のたとえで言えば、全粒検査はできないのでサンプル検査をして玄米を見つける作業になります。
将来的には、東京都の定点報告ぐらいでよいのではないかと考えています(※15)。

致死的な強毒ではない感染力のあるウイルスは、最終的に新型インフルエンザのように常在ウイルスになります。
冬季に増加し、来年の夏には減るカゼウイルスの一つになっていくでしょう。来年の今頃は、コロナを見慣れた私たちは大騒ぎのことも忘れているかもしれません。

冬に流行するインフルエンザウイルスもRAウイルスも、ノロやロタウイルスも夏の今でもきっと日本内に一定数保有されています。
それらのウイルスのPCRを全国規模で行えば、あちらこちらで「夏にもクラスター」しているかもしれません。調べないから知らないだけです。

登場から1年近く経過し(※16)、もう新型ではなく季節性コロナウイルスの性質を帯びてきたCOVID-19。日本にたぶん1年前から持ち込まれていたはずのウイルス。

時間が経過し、私たち日本人に溶け込み季節性の見なれたウイルスの一つに変わりつつあるのかもしれません。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e424b45e7ce39224ba9d984c4ca22a311da4403b