茨城県は5日、那珂市と東海村、城里町のカラオケ店や居酒屋の計3店で、客の高齢者2人と経営者の計3人が新型コロナウイルスに感染したと明らかにした。
大井川知事は緊急の記者会見で、日中のカラオケ「昼カラ」などによってクラスター(感染集団)が発生した可能性があるとの見方を示し、
7月中旬以降に3店を利用した人に検査を受けるよう呼びかけた。
県によると、那珂市と東海村のカラオケ店では7月14〜29日、感染した高齢者らが「昼カラ」をしていた。那珂市の同じカラオケ店と城里町の
居酒屋には同期間、県内在住の歌手が来店し、歌っていた。歌手はすでに感染が確認されている。
県は、カラオケや歌手の歌唱を通じて感染が広がった可能性があるとみている。「(店側の)理解を得られていない」として、店名は公表していない。
歌手は7月14日に発症し、29日に感染が判明するまで県内のカラオケ店や飲食店を巡っていた。県は、歌手を招いた可能性がある
他の店の経営者らにも、保健所に連絡するよう求めている。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200806-OYT1T50185/