● 「1つの答え」のみを出させる教育の弊害
日本の子どもは、年齢が上がるにつれて自尊感情が低下し、高校生になると非常に低くなります。
その原因のひとつは「受験で多く見られるような『閉じた問い(解答範囲が制限された問い)』とそれに基づく評価が挙げられるのではないか」と、
小児科医でお茶の水女子大学名誉教授の榊原洋一氏は指摘します。「たったひとつの正しい解を追い求める行為をくりかえしていると、
子どもは自分のできないことにばかり目が向くようになる」といいます。
シドニー大学の神経科学者、アラン・スナイダー教授の研究では、世界中のスポーツ選手、政治家などを調べた結果、どの分野においてもトップに
立つ人は、多面的な方法で物事を見ようとしていることがわかりました。
子どもたちを「正解は1つだ」というとらわれから解放し、柔軟に考える自由を示してあげる必要があります。では、子どもに柔軟に考えられる
多様な視点を持たせてあげるために、親には何ができるでしょうか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/f67de41cb43e0d7bd6f46327c374f9c5090a42a2