「専門知識は就職後に補えても、教養を補う機会はない」
「決して偏差値の高い大学ではないが、大企業の選考を受ける資格は手にできた。その甲斐あって、高卒では絶対に入れないIT系の
一部上場企業に就職した。会社の同期や先輩には、国立大の大学院や一流大学を卒業した人が多くいて、私も同じ土俵に上がれたことが嬉しかった」
女性は、現在にいたるまでの経験を総括する。
「貧乏な家庭でも、奨学金を利用したり、アルバイトをしたりして学費を賄っていくことは可能である。一方、教養面でいえば、やはり高卒の友人と
会社の同期ではまったく違う。専門知識は就職後でも補うことはできるが、そうした教養面を会社で補う機会は少ない」
それを踏まえた上で「学歴は必要。そう私は考える」と結論付けた。
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