ベトナムで感染力強い型のコロナ流行か 首相「拡大防止へ重要な時期」
8/3(月) 18:09

新型コロナウイルスの感染拡大を封じ込めてきたベトナムで、再び流行への懸念が強まっている。7月25日
に中部の観光都市ダナン市で約3カ月ぶりに市中感染が確認され、同31日には初の死者も発生。3日現在
の死者は6人となっている。これまでにない感染力が強いタイプとされ、当局が警戒を強めている。

保健省によると亡くなった6人は50〜80代で、いずれも複数の基礎疾患があり、ダナン市内の複数の病院
に入院・通院していた。グエン・スアン・フック首相は3日の政府定例会合で「8月初旬は大規模感染を食い
止められるかどうか、決定的に重要な時期だ」と述べた。

 ベトナムの感染者数は3日現在で621人。厳格な入国管理と感染者らの徹底隔離などで感染を抑え、
日本との往来は6月から制限を段階的に緩和した。

 4月中旬以降、感染は帰国者らに限られていたが、7月25日にダナン市で地元住民の市中感染が判明
してから新規感染者が増えた。

 保健省によると、患者から採取したウイルスの遺伝子は、これまで国内で発見された5種類の新型コロナ
ウイルスとは型が異なり、感染力が強いタイプだという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0d5f11f834e92a5bfd1cdb5a26fac8c13b47abe4