シチズン時計は28日、子会社の社員を対象に希望退職者550人を募集すると発表した。スマートウオッチの台頭や時計離れの
影響で時計の駆動部品の需要が減少。新型コロナウイルスの感染拡大が追い打ちとなり、販売が低迷していた。
需要に見合った生産体制を構築し、収益力の強化を目指す。
希望退職の対象となるのは、時計の完成品や駆動部品の製造を手掛ける子会社のシチズン時計マニュファクチャリング。
全社員は約3千人で、北海道や長野県、鹿児島県など全国17工場から募集する。募集期間は10月14日〜11月18日で、
退職日は12月31日の予定だ。
足元では需要の減少を受け、駆動部品の工場の稼働率が通常と比べて下がっていた。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62014830Y0A720C2916M00/