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中国は国産自動車ブランドを強化するため、中核技術を開発する必要があるとの認識を習近平国家主席が示した。
習主席は中国第一汽車集団が吉林省に置く研究所を23日に視察した際、「世界の自動車製造業界は非常に競争が厳しく、デジタル化と自動化で継続的に開発がなされているが、われわれにとって課題でもあり好機でもある」と指摘したと国営の新華社通信は報道。
「中国自らが核心的で鍵を握るテクノロジーを掌握する必要がある。こうした大志を抱き、国家的な自動車ブランドを大きくしていく必要がある」と述べた。
米国やその同盟国が中国のテクノロジーに対して厳しい目を向け、中国と主要貿易相手国との関係が悪化する中で、習主席はこうした発言を行った。
中国第一汽車集団はトヨタ自動車やドイツのフォルクスワーゲン (VW)などと合弁を設立済み。
国営の中国中央テレビ(CCTV)はまた、習主席が吉林省の中国人民解放軍空軍航空大学を訪れ、攻撃を目的とする小型無人機ドローンの研究を強化すべきだと述べたと23日報じた。中国はこの分野での人材育成を加速すべきだと語り、軍のドローン能力を高めるよう求めたという。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-27/QE3TL2T1UM1301