新型コロナの致死率、解明に近づく研究者たち

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってから半年がたった今、研究者らはウイルスを巡る根本的な疑問の一つ――どれほど致死率が高いのか?――に答えを出そうと全力を挙げている。

 研究者はクルーズ船上の集団感染や、感染が集中した地域の数千人に関するデータを分析。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の致死率を算出するため、現在までに十数件の調査が行われている。

 未報告のケースも含めた感染者の総数から死者数を割り出した結果、感染者の致死率は約0.3〜1.5%となることが示唆された。大半の研究では致死率が0.5〜1.0%、つまり感染者1000人当たり平均5〜10人が死亡する計算となっている。

こうした推計から、新型コロナは季節性インフルエンザより致死率が高いものの、数年に出現したエボラ出血熱などの感染症ほどではないことが示されている。ただ、新型コロナは致死率の高い疾病より多くの死者を出している。感染力が強いことが一因だ。

続きはうぇbで
https://jp.wsj.com/articles/SB10636974917111804565304586520872455773108