路上で殴り合いのけんかをしたとして、広島県警は23日、福山東署地域3課の巡査長河井昭正容疑者(33)を傷害容疑で逮捕したと発表した。
河井容疑者は当時酒に酔っており、「殴られた記憶はあるが、殴った記憶はない」と否認している。
発表では、河井容疑者は22日午後11時40分頃、広島市中区の路上で、会社員の男性(25)の顔を殴ってけがをさせた疑い。
会社員も河井容疑者の顔を殴るなどしたとして同容疑で逮捕されたが、その後、釈放された。いずれも軽傷という。
河井容疑者は坂町の県警察学校で昇任試験を受けた後、夕方から友人と飲酒。帰り道に通行人の女性に声をかけ、女性の交際相手の
会社員とけんかになったという。女性の体を触った疑いもあり、県警が捜査している。
県警では21日にも、飲酒していた県警留置管理課の警部(54)が傷害容疑で現行犯逮捕され、監察官室が各所属長に
飲酒トラブルの再発防止を呼びかけたばかりだった。岩上譲治・首席監察官は「組織をあげて不詳事防止に取り組んでいる
最中の行為で、心よりおわび申し上げる」とのコメントを出した。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200724-OYT1T50110/